バイクの運転テクニック

踏切の安全な渡り方

踏切の事故は非常に危険

踏切でのバイクや車の事故は非常に大きな事故に繋がります。
車やバイクの運転手が死亡するリスクも圧倒的に高いのですが、なによりも電車の乗客にも大きな影響をもたらす可能性が高く全国ニュースにもなってしまうような大事故に繋がってしまうのです。

新型コロナウイルスによって外出が減った昨今は踏切事故も減ってきてはいますが、新型コロナウイルスが沈静化した後の世界ではこういった踏切にまつわる事故が増加する可能性を秘めています。

まずは前方と列車の確認を

踏切を安全に渡るために必須な行動の一つが前方確認と列車が来ているかどうかの確認になります。
踏切から移動できずに立ち往生してしまう原因の一つに、前が詰まっているにもかかわらず強引に動いた結果、前の車がなかなか進まなかったために車が踏切内部で停止した状態で遮断機がしまってしまい、結果的に立ち往生することになってしまったというケースです。

少しでも早く移動したいという人にとっては、電車待ちになってしまう状態にイライラしてしまうのはわかりますが、このイライラのせいで大事故に繋がってしまっては元も子もありませんので、無理な行動はNGとなっています。
特に、一度遮断機が下りてしまったらなかなか開かない場所だと気がせいてしまって無理な行動をとってしまう人が増える傾向にあるので、時間にゆとりを持って行動してください。

走行中に遮断機が下りた場合

走行中に遮断機が下りた場合は直ぐに踏切の外に脱出してください。
遮断機が作動してから列車が通過するまで最短でも15秒以上はあると言われていますので、その間に脱出することができれば事故は発生しません。
遮断機の遮断棒は無理矢理押し上げても壊れないように設計されているので、移動スペースがあれば車で押しのけてその場から脱出することができます。

ただし、進路がふさがれている場合は遮断機の遮断棒を押しのけて移動するスペースがないので対処できなくなってしまいます。
特に厄介なのが渡りきるまでに距離のあるタイプや踏切が連続しているタイプの場所なので、前の車の状況を見極めるのが難しい場所ほど無理をするのはNGとなっているのです。

踏切内で動かなくなった場合

踏切内で動かなくなった場合は必ず警報機に設置されている非常ボタンを作動させてください。
先ほど記載したように、踏切がしまって列車がくるまで最短で15秒ほどありますので、位置確認をして非常ボタンを作動させることは可能となっています。
非常ボタンがあったら後はその非常ボタン近辺に表示されている緊急連絡先に電話をしましょう。

非常ボタンがないタイプの踏切も存在しているので、非常ボタンが無い場合は発煙筒を使って踏み切り内で動けなくなってしまったことをアピールするしかありません。