バイクの運転テクニック

スラロームの攻略方法

バイク免許取得の壁『スラローム』

教習生にとって最初は難題に見えてしまうスラロームですが、攻略テクニックはきっちりと存在しているので、それを理解した上で練習すれば必ず克服できるようになります。
ただし、この攻略テクニックやポイントを理解しておかないとなかなかうまくならない難易度になっているのがスラロームなので要注意と言えるでしょう。

スラロームはなんで試験項目にもあるの?

このスラロームはいわゆる基礎的なテクニックがしっかりと全部できるようになっているのかをチェックする項目であり、このスラロームとS字クランクがスムーズにクリアできる人は公道でも安心して動かせる人になるのです。

まず、スラロームはバランス感覚がある程度求められますし、障害物を避けるための運転の技術がどの程度あるのかを調べるための指標にもなってくれます。
また、低速域でのハンドリングを含めたバイク制御がどの程度できるようになっているのかを見ることもできるので、評価する側からすると点数を付ける部分がたくさんあるテストになるのです。

採点基準について

このスラロームの採点基準はいくつかあります。
それが『運転姿勢』『合格タイム』『接触の有無』となります。
これらが減点対象であり、意識しなければいけないポイントです。
ただし、地面に足をついてしまったりエンストしてしまったりコースから外れてしまった場合は即失格になってしまうので気をつけましょう。

いわゆるこの点数は減点方式で、ノーミスクリアで100点、ミスをする度に減点となり70点未満が不合格となります。
まず、合格タイムについてですが400cc以下の中型で8秒以内、401cc以上の大型で7秒以内のクリアが求められます。
この合格タイムより1秒経過するごとに5点マイナスです。
次に正しい運転姿勢を保てていない場合はマイナス5点です。
最後にパイロンとの接触はマイナス20点なので、他のミスがあると一気に落第となってしまいます。

スラロームをクリアするためのテクニックについて

スラロームは様々な基礎技術の集合体となっている試験なので、今まで習った基礎的なテクニックがどこまでできているのかをまずは振り返りましょう。
その上で、アクセルワークが苦手という方はカーブを迎えたら素早くアクセルを開けることとパイロンに差し掛かったらアクセルを素早く閉じることを意識してください。
また、減速がうまくいかないとアクセルのタイミングもずれてしまいスムーズにバイクが動かなくなるので、パイロンに差し掛かったらアクセルを素早く閉じたら直ぐにリアブレーキをかける意識を持ちましょう。

その上で目線は行きたい方向を意識して頭を下げないようにし、ニーグリップで身体をしっかりと固定しましょう。
曲がっているときこそ重心がずれやすいのでニーグリップを強く意識することです。
バイクを自由に動かすには腕の力を抜くことが重要ですが、ニーグリップは腕がリラックスしてもしっかりと固定しましょう。