2輪免許の種類

普通自動二輪

免許の特徴・取得の条件

普通自動二輪免許は平成8年からの道路交通法改正で誕生した新しい免許の種類です。

そのため年配ライダーさんの中には「普通自動二輪」という感覚がなく「中型免許」といった呼び方をすることもあるようです。

ただ乗れるバイクの種類としては従来までの中型免許と同じく400ccまでのバイク全てということでは同じですので特に認識がずれるということはないでしょう。

大型自動二輪と普通自動二輪の違いは排気量ともう一つ、免許の取得年齢が2年早い16歳からとなっていることです。

若い世代のバイク好きはまずはこの普通自動二輪を先に取得しておき、2年してから大型自動二輪を目指すという方法もよくとられます。

400ccまでと制限なしというふうに比較をすると、なんとなく乗れるバイクの種類が随分限られてしまうように感じてしまいますが、実際には400ccまでであってもかなり乗れる車種は多くむしろ名車と言われる車種の多くが250cc程度の排気量に集中しています。

さらに普通自動二輪では二人でバイクに乗るタンデム走行や高速道路への侵入も可能なので、十分にバイクを楽しむことができます。

取得の流れ・注意点

普通自動二輪免許を取得するときには、まず教習所に行ってそこで技能と学科の教習を受けます。

一発受験として試験場に足を運びそこで直接教習所での卒検相当の試験を受けることもできますが、全くバイクに乗ったことがないという人がそうしたところで実技試験をパスするというのは相当に難しく合格率はかなり低めになっています。

何度も通って合格を目指すことももちろんできますが、安全面から初めての人はきちんと教習所で習うことをおすすめします。

普通自動二輪取得のために教習所に通うときには、学科29時間と技能19時間の教習を受けることと定められています。

特に技能教習は時間ごとに内容をしっかり身につけているかということを担当教官にチェックをしてもらうため、苦手な項目があると何度か同じ教習を受け直す補修が必要になるかもしれません。

また教習所の入校時および免許センターでの本試験時には先に身体検査として必要な視力や聴力があるかのテストも行います。

運転免許に必要な身体能力の条件は両目0.7以上、かつ片目0.3以上の視力と、色彩識別ができること、さらに10メートルの距離で90デシベルの警報機音を補聴することができることとなっています。

お勧めの人物像

とにかく早くバイクに乗りたいという人におすすめになるのがこの普通自動二輪免許です。

実際全国の教習所施設では10代~20代始めくらいの学生の教習生が多く見られています。

16歳から免許取得の資格があるものとされてはいますが、高等学校の規則でバイク乗車禁止となっているところもあるので取得年齢の多くは18歳以上となっています。

なお16歳から免許が取得できるということは15歳の時点から教習所に通うこともできるということです。

16歳の誕生日前3ヶ月くらいから入校受付をしているという学校もあるので、一日でも早く取得したいという人はそうしたところに通っておくのがよいかと思います。

また現在利用者が増えてきている合宿免許でも普通自動二輪を自動車免許と合わせて取得ができるWプランを用意しているところがあります。

この場合、普通免許も二輪免許も同時に短期間で取得ができるので、一気に将来必要な教習を終わらせたいという人にとってはおすすめのプランです。

同時取得をすることで学科の重複部分が一部免除になるということもあるので料金的にも別々にとるよりもお得です。