卒業検定後から公道で運転できるようになるまでの流れ
卒業検定に合格し、教習所を卒業してもすぐにバイクで公道を走れるわけではありません。
免許を正式に取得するためには、いくつかの手続きを完了させる必要があります。
教習所の卒業検定合格後、教習所から卒業証明書を受け取りますが、まずそれを持って最寄りの運転免許試験場や免許センターに向かいましょう。
ここで、実際に運転免許証を申請するための手続きを行います。
手続きには、申請書の提出や視力検査、写真撮影などが含まれます。
すべての手続きを完了すると、運転免許証の発行手続きへと進む流れです。
手続きがすべて終わり、運転免許証が発行されたら、ようやく公道でバイクの運転ができるようになります。
このような流れを経て初めて、法律上正式にバイクの運転が可能となるわけです。
免許証を受け取るまでは、どんなに教習所での訓練を終えていても、公道でのバイク運転は認められていませんので注意しましょう。
免許取得に必要な書類
免許取得のために提出が必要な書類には、運転免許申請書、卒業証明書、質問票があります。
車の免許を持っている場合はその運転免許証も必要です。
運転免許申請書とは、運転免許証の発行や更新を申請する際に必要な書類です。
これには個人情報や運転免許証の種類など、申請者の基本的な情報を記入します。
卒業証明書は、教習所の卒業検定に合格し、必要な教習をすべて終了したことを証明する書類です。
この証明書がなければ運転免許証の申請はできないので、大切に保管しておきましょう。
質問票も教習所でもらえます。
これは申請者の健康状態や運転に関する過去の記録など、運転免許証の発行に影響を与える可能性のある情報を問う書類です。
ここでは視力や色覚、過去の交通違反歴などについての質問が含まれます。
なお新規取得の場合、申請の際にはまだ免許を持っていませんが、更新の場合には既存の運転免許証を提出する必要があります。
手続きの所要時間
運転免許証の申請手続きの所要時間は、提出する書類がそろっているかどうか、また免許センターの混雑状況によってかなり違います。
一般的に、書類がすべてそろっており、事前に必要な情報を確認している場合、手続き自体にかかる時間は数十分から1時間程度を見込むと良いでしょう。
ただし免許センターが混雑している場合には、待ち時間が通常よりも長くなりますので、2~3時間ぐらいは見ておいた方がよいです。
仕事を抜けて行こうと思っている方は、なるべく半日以上の休みを取っておいた方がよいでしょう。
開庁時間直後の比較的混雑が少ない時間帯ならスムーズに手続きが進むこともありますが、念のため手続き完了までに半日程度を見込んでおくと安心です。