軽快な走行性が若いライダーに大人気のストリートバイク
ストリートバイクは「ファッションバイク」と言われることもある、市街地の足となって活躍するバイクのことを言います。
もともとはネイキッドバイクの一種類として扱われてきたものなのですが、ドラマで小さめのネイキッドタイプのバイクを乗るシーンが登場したことにより、現在では「ストリートバイク」という一つのジャンルとして定着しています。
基本的にはストリートバイクはネイキッドモデルかつ50cc~250ccくらいまでのMT車のことをさします。
シートが平面で後部に向かって長く伸びており、オフロードでも走行が可能なアドベンチャータイプとも近い形状をしていることがよくあります。
他のバイクモデルと比較すると明確にどこからがストリートバイクであるかという線引は明確になっていないのですが、おしゃれな見た目であまり場所をとらず、市街地など狭い道でも軽快に走行していくことができるモデルというふうに考えればよいのではないかと思います。
そもそもストリートバイクという種類が有名になりだしたのは、2000年に放映されたTBS系のドラマ「ビューティフルライフ」で、劇中で木村拓哉がYAMAHAのTWというモデルを乗っているシーンが印象的に演出されたことから、おしゃれな小型バイクというジャンルがブームになりました。
日本のバイクメーカーが得意とする小型で走行性能の高いメンテナンスフリーのバイクということもあって新たにバイクの免許を取得した人が最初に購入するバイクとしても人気があります。
中古市場でも人気が高いジャンルでもあるので、毎日の通勤通学用としてもおすすめです。
デザイン性だけでなく性能も粒ぞろいのストリートバイク車種
ストリートバイクは主に250ccクラスに名車が多いことが特徴になっています。
先に紹介をしたYAMAHAのTWから簡単に説明していくと、こちらはストリートトラッカーという名称で呼ばれており、丸目のライトとシンプルで無駄のない外観が特徴です。
ブーム全盛期の頃にはさらにバイク本体からバッテリーを取り外した「ボバーカスタム」という方法も流行していました。
現在も中古市場を中心に多くの車体が出回っているので、カスタマイズを楽しみたいという人にも進められます。
次にやはり同時期から人気が高かったモデルとして、SUZUKIのグラストラッカービッグボーイばあります。
こちらはよりトラッカーらしい見た目をしたネイキッドバイクで、どこかクラシカルな見た目をしていることが特徴になっています。
トラッカーというのはオフロード走行をすることができるバイクということで、通常のストリートバイクとしての機能に加えて山道などを走行するときにも便利に使用できるとしてアウトドア好きにも多く支持されていました。