バイクに乗るなら知っておきたい知識
バイクには数多くの部品が使用されていて、それぞれが複雑な機能を持って動力として働くようになって
います。
教習所に通うときにもある程度バイクのパーツについての学習をすることになりますが、細かい整備部品というところまでは全て教えてもらうわけにはいきません。
しかし実際に自分でバイクを持って運転をしていくときには、最低限自分でできるメンテナンス方法を身につけなくてはいけません。
何らかの車体トラブルが起きたときにもバイクのパーツについてしっかり理解できているかどうかが問題解決のポイントになってくるので、まずは基本的なバイク用語くらいはすぐにイメージができるようになっておきましょう。
操作関係の用語
ハンドル…操作をするときに握る部分。
形状によって「アップハンドル」や「クリップオンハンドル」といったふうに呼び分けられることがあります。
ウインカー…車体前後の左右合計4つついている方向指示器。
ハンドルの手元にあるレバーで操作をする。
ヘッドライト…夜間や霧など視界の悪い時に点灯して周囲を照らすライト。
販売年数が新しい車体のほとんどは動作スイッチはなくエンジン起動と同時に点灯するようになっている。
道路交通法上バイクは昼夜とわず常に付けることとなっている。
テールランプ…別名「ブレーキランプ」。
ハンドブレーキもしくはフットブレーキで動作して点灯する。
レバー…ハンドルのグリップ部分に左右ついている。
ギアチェンジのあるバイクでは右側がフロントブレーキ、左側がクラッチとして動作する。
ギアチェンジのないAT車では両方ともブレーキ。
ミラー…ハンドルから左右に突き出るようについているもの。
後方を確認するときに使用する。
メーター…ハンドル中心部の運転者の真下についている。
現在のエンジン回転数およびスピードが表示される。
その他バイクの状態を表示するものなので読み方は必ず覚えておきたい。
シート…バイク車体中央にありまたがって乗用する。
二人乗りが許可されている車種では後ろまで伸びておりそこに乗ることができる。
「タンデムシート」として後部シートが独立していることもある。
タイヤ…前後二輪がつけられている。
バイクのタイプによって使用できる種類が異なる。
冬用にスタッドレスタイヤなどもある。
ホイール…タイヤを回転させるために入れる輪。
純正品の他に軽量化に優れた素材のものやバランスをとりやすくするものなどかなりこだわって選べるパーツ。
動力関係の用語
エンジン…バイクを動かすための核となる部品。
2スト、4ストといった動作の仕組みが異なるものや排気や冷却方法などかなり多くの種類がある。
キャブレター…バイクのすぐ近くにある別名「気化器」。
ガソリンタンクから送られてくる燃料に空気を混合し、燃焼しやすい状態にしてエンジンに送る働きをする。
ガソリンタンク…別名「フューエルタンク」。
バイク中央に置かれていることが多く、蓋を開けてガソリンを入れる。
ガソリンタンク部分を包み込むパーツを「ボディ」と呼ぶこともある。