ヘルメットの正しい置き方について
頭部を守るためにバイカー達には必須となっているヘルメットですが、この形状故にどのように置いたらいいのか迷うという人もいるでしょう。
ヘルメットの正しい置き方は下部を下にして平らな場所に置くことが正解になります。
頭頂部や側頭部を下にすると転がりやすいので、傾斜しているとそのままどこかにいってしまう恐れがあります。
転がってしまうとシールドやエアーダクトの破損に繋がってしまうので注意しましょう。
ヘルメットのメンテナンスで頭頂部や側頭部を下にしなければいけない場合は、タオルやドーナッツ状のスポンジを用意して傷つかないようにすることも重要になります。
落としたヘルメットはまだ使える?
極論になりますが、ものすごい高さから落としたとしてもヘルメットが完全に無傷ならば使うことはできるでしょう。
逆に10cmや20cmといった高さから落としてしまった場合でも、ヘルメットに大きな凸凹ができてしまった場合や目に見えて大きな傷が発生してしまった場合はNGとなるのです。
繊維強化プラスチックであるFRP製のヘルメットの場合は強度を向上させた複合材料なのでかなり強度があり手に持っていたヘルメットを落とす程度ではほとんど問題なく使用し続けることが出来ます。
休憩中はどのようにヘルメットを置けばいいの?
ヘルメットはバッグに入れて携行するのが理想ですが、なかなかに大きく荷物になってしまうので常に持ち歩くという人も少ないでしょう。
そのため、バイクに置いておくという人も多いと思います。
バイクに億場合はミラーに被せるのは絶対にNGで、ヘルメットホルダーを使うことが推奨されます。
ヘルメットホルダーはヘルメットロックとも呼ばれており、バイクにヘルメットを取り付け鍵となっているので盗難防止にもなるのです。
このヘルメットホルダーは様々な種類があります。
錠をバイクに固定するタイプから固定しないタイプまで様々ですが、固定するタイプは車種が合わないと取り付けができないケースがありますので、自分の愛車に取付けられるかどうかは忘れずにチェックしてください。
ヘルメットホルダーを持っていないという人で持ち運びもあまりしたくないという人は、チンガードを使って引っ掛けるといいでしょう。
ヘルメットの寿命はどれぐらいあるの?
長くバイクを使っている人は、ヘルメットも継続して使い続けているというケースが多いのですが、実はヘルメットにも寿命が存在しているのです。
製品安全協会のSG被害者救済制度では3年が寿命とされていますが、昨今のヘルメットも高性能化しているので材質的には約5年はもつだろうとされています。
ただし、この数字はヘルメットへの衝撃がほとんどないという前提条件がありますので、購入してから日も短いが落としたりしてボロボロになっている場合は買い換えが求められます。