バイク豆知識

バイクのユーザー車検とは

バイクのユーザー車検の特徴

バイクはサイズによって車検の必要がありますが、車検はディーラーなどのプロに依頼する以外にも、ライダー自身が行うユーザー車検という方法もあります。
専門的知識や点検ポイントが分かっているユーザーの場合、自身でメンテナンスがてら車検をするライダーも多く、自分で行うことでお得に整備が可能です。

車検点検項目は主に6点で、いずれも保安基準に則っているかどうかが点検基準になります。
スピードメーターにブレーキ制動力、排ガス騒音検査に灯火周りの検査、見た目やサイズの検査にヘッドライトの光量がチェック基準です。
見た目などカスタムをしていない場合は問題無い項目もあれば、定期的にメンテナンスをしていないと車検に引っかかる項目もありますので、項目はいずれもしっかり確認しましょう。

ユーザー車検にかかる費用

ユーザー車検はディーラーなどに出さない分工賃などはかかりませんが、完全無料ということではなく申請そのものには費用がかかります。
それでもディーラーなどに依頼をするよりはお得に車検ができるのが利点です。

ユーザー車検には、自賠責保険料24ヶ月分で11520円、重量税で3800円~5千円、印紙証紙代で1700円がかかります。
その他車検場によって用紙代が無料なところもあれば数十円かかるところもありますが、全て合わせても2万円以下で車検を終えられるでしょう。
重量税はバイクの初年度登録年数によっても金額が変わりますので、事前確認します。

これに加えてバイク点検をする為の工具の費用などもありますが、こちらは数千円程度で準備可能です。
車検だけでは無く今後のメンテナンスなどにも使えるアイテムですので、一式取り揃えておくと便利でしょう。

検査手順について

検査をする際は基本完全予約制ですので、国土交通省の自動車検査ネットサイトから予約をしましょう。
車検満了日の1ヶ月前から検査ができますので、お早めの予約がおすすめです。
車検当日までに自身でバイクのメンテナンスをして当日に備えます。

車検当日、印紙窓口で印紙購入、自賠責保険窓口で自賠責保険の更新を行い、自動車検査証に継続検査申請書、自動車重量税納付書の書類一式を入手します。
代書をせずに自分で記入をすれば無料ですので、手間はかかりますが費用を抑えたい方は自身で記入がおすすめです。

ユーザー車検窓口に移動して書類を作成したら車検受付を行います。
書類作成後、二輪車の検査ラインにバイクを持っていき、検査員に書類を提出してユーザー点検をスタートしましょう。
特に問題が無くスムーズに検査が終われば10分程度で検査が終了し、新しい車検証とステッカーが配布されますので、バイク本体に張って完了です。