・独自のコンセプトで名車を作り続ける「トライアンフ」
「トライアンフ」はイギリスのバイクメーカーで、クラシックタイプからスポーツバイクまで、さまざまなバイクを販売しています。
その歴史はかなり古く、創業者であるジークフリード・ヘッドマンが、自転車の製造からバイク製造へとシフトしていったことにより、トライアンフが生まれました。
第一次世界大戦前から高性能のバイクを作り、各モーターレースでも優秀な成績を残してきましたが、その後業績が悪化、バイクと並行して自動車の生産に乗り出します。
しかし経営難は続き、1932年にバイク部門をラレー社に売却し、1394年に新しいトライアンフに生まれ変わりました。
トライアンフは独自のコンセプトのもとバイクの生産を行っています。
それは、エンジンやフレームといった基本的な設計は変えないままで、スポーツバイクやツーリング向けのバイクを作り出すというものです。
これは実に画期的な考え方で、同じ設計でもまったく別の走りを見せるトライアンフのバイクは、この点が大きな魅力であるともいえます。
・旧トライアンフと現行のトライアンフ
トライアンフは前述したように、創業からオーナーが変わるといったことがたびたびありましたが、1980年代までのトライアンフは、共通の理念のもとバイクを作り続けてきましたので、経営者が変わってもバイク自体の変化はそれほど大きくありませんでした。
しかし現在のトライアンフは、まったく別の考え方でゼロからトライアンフを作り変えたため、それまでのトライアンフのバイクとは別物だと考えるライダーも少なくありません。
もちろん、バイク業界でより高性能で売れるバイクを作るということは当然のことですが、旧式のトライアンフと現行のトライアンフで支持者が分かれるのは、こうしたことが起因していると思われます。
そんなトライアンフの魅力は、ハーレーダビッドソンに共通しているように、所有していることについての満足感が大きいです。
また、クラシックタイプのバイクが好きな人は、トライアンフの車体デザインに大きな魅力を感じると思います。
もちろん所有感だけではなく、ひとつひとつのパーツに細かい配慮をして作っていることやバイクにおいて重要な部分については日本の製品を採用していることから、海外製のバイクに不安をもつ人も、安心して乗ることができるという点も魅力のひとつです。
・トライアンフを購入したいときは?
トライアンフは全国に正規ディーラーがありますので、ディーラーで試乗をしてよく検討した上で購入することが可能です。
また中古バイクを購入したいという人も、トライアンフを専門に取り扱っているショップがありますので、そちらを訪れて試乗することもできます。