・織機業からバイク開発に乗り出した「スズキ」
ヤマハなどに代表するように、それまでまったく別の事業を行っていて、バイクの開発に乗り出した企業は少なくありませんが、スズキもその中のひとつです。
もともとスズキは織機メーカーとして創業し、事業を行っていたのですが、2代目の社長であった鈴木俊三氏が、「趣味の釣りに出かけるときに、エンジン付きの自転車があると便利かもしれない」というプライベートな発想から、バイクの開発が始まりました。
スズキも当時浜松町に軒を連ねていたバイクメーカーのひとつで、スズキ初のバイクの先駆けとなった「パワーフリー」や「ダイヤモンドフリー」といったバイクも浜松町の工場で生まれたそうです。
その後スズキは自動車の開発をはじめ、一世を風靡した軽自動車「ワゴンR」は、カーオブザイヤーも受賞しましたね。
スズキは、低コストで高性能なバイクを作ることを得意としています。
そのため、外観などを見るとチープさを感じる人も少なくないようですが、妥協しない性能への探究心は素晴らしく、他メーカーには真似できないコストパフォーマンスを実現しています。
コストを抑えるため、外観に高級感を与えることができない分、個性的なデザインを得意としていて、バイク好きにとってはその奇想天外な発想がたまらないと、スズキの熱狂的なファンも多いです。
また、こうした個性的なバイクが多いことから、ほかのライダーとかぶりにくいのも魅力のひとつ。
スズキは名車も数多く出していて、「隼」はスズキを代表する名車です。
そのほか、バイク乗りでなくても名前は知っている人も多い「カタナ」などもスズキのバイクですし、GS1000も鈴鹿の耐久レースで優勝を飾るなど、優秀なバイクを数多く作ってきています。
・スズキのバイクに乗ってみたい!
各バイクメーカーにそれぞれの魅力があり、名車も数多く販売されていますが、スズキに関しては特別な魅力を感じるバイク好きがいます。
1台のバイクだけでなく、1度スズキの魅力にハマってしまうと、スズキ以外は目に入らなくなってしまうのだそうです。
スズキのバイクは性能やデザインについての探究心が深いのはもちろん、どこまでも限界に挑戦するハングリー精神を持っていることが伝わってきます。
次はどんなバイクを見せてくれるんだろう、とファンをわくわくさせてくれるところも、スズキの魅力だといえるかもしれません。
スズキのバイクは全国の直営店や系列バイクショップで購入できます。
取扱店が多いので、全国で購入できるでしょう。
これを見てスズキのバイクが気になりだした人は、ぜひ定期的に開催されている試乗会に足を運んでみるとよいと思います。