バイク豆知識

違法となるカスタムとは

マフラーやハンドルカスタムは違法?

初心者ライダーでもカスタムをしやすいパーツであるマフラーやハンドルパーツ。
自分でカスタムをする楽しみを味わいたい方にも人気の部分ですが、知らないうちに違法カスタムをしている場合もありますので気を付けましょう。

もちろん、カスタムそのものがダメということではありません。
あくまで法定基準値を満たしているかどうかが問題で、基準値さえ満たしていればカスタムをしてもOKです。
ただしハンドルとマフラーは基準値を超えてしまっているライダーが多いので気が付かないうちに違法になっていることもあるため気を付けましょう。

マフラーでは排ガスは騒音の部分、ハンドルではサイズや位置などが対象となりますので、カスタムの際には注意が必要です。
見た目の格好良さだけでカスタムをしてしまうと違法カスタムとなる可能性が高いので気を付けましょう。
ハンドルのサイズはノーマルから比べて幅がプラスマイナス2㎝以内、高さがプラスマイナス4㎝を越えない物と決められています。

ナンパープレートも取り締まり対象

ナンバープレートをカバーで覆う、折り曲げて見えなくするというのも当然違法です。
元々はナンバープレートは見やすいように表示するという規定のみでしたが、平成28年に法改正が行われてから、ナンバープレートに対しても厳しく取り締まりがされることになりました。
見やすく表示しておくことはもちろん、何らかの手を加えないようにしっかりと表示しておき、違法カスタムにならないように気を付けましょう。

稀にナンバープレートにシールを貼る方もいますが、シールを張ることでナンバーが明確にならない場合は違法です。
パーツカスタムをした結果ナンバープレートが見えにくくなって居る場合も取り締まり対象となります。
ナンバープレート周りを下手にいじると違法になる可能性もあるため、その近辺は手を加えないようにしましょう。

灯火類もカスタムに要注意

ヘッドライトやウインカーなども取り締まり対象となりますので、カスタムを加える際には要注意です。
ウインカーの色は橙色かどうか、点滅は1分間に60~120回程度かどうかなど、ウインカーに対する規制をはじめ、ヘッドライトの常時点灯も定められています。
カスタムでウインカーの色を変えてしまう事が無いように、変えるとしても必ず規制を守るカラーをカスタムすることが肝心です。

ウインカー点滅は劣化や損傷などによって回数がずれる場合もあります。
カスタムの有無に関係無く中古バイクなどはずれていることもありますので、定期的に確認して回数など不具合がないかどうかチェックし、不具合がある場合は修理店に依頼しましょう。