・マニアなファンが多い？オーストラリアのバイクメーカー

「KTM」は、バイクに精通している人でないと知らない人もいるかもしれません。
オーストラリアのバイクメーカーで、モトクロスやロードレースで優秀な成績を残したバイクを多数作っているメーカーです。

1934年に「ハンス・ティルケンボルツ」が設立し、当初はKTMではなく「クラフトファールツォイク トゥルンケンポルツ マッティクホーフェン」という社名でこじんまりとバイクを作っていました。
その後1955年に社名の頭文字を抜いた現在の社名に変更されています。

創業当初から数々のロードレースに参加したことで、モトクロスやオフロードバイクの技術を高めていき、現在もこれらのバイクがメインのモデルとなっていますが、最近ではネイキットバイクやスーパースポーツなどのバイクも多数販売しています。

娯楽要素が少ないバイクのイメージですが、前述したとおり最近ではさまざまなモデルが展開されていますので、KTMのこうしたスパルタン要素の低いバイクを気に入って乗っている人もいるようです。

・KTMの魅力はどんなところにある？

ロードバイクが多いことからも分かるように、ダイナミックで豪快な走りを楽しめるところが、KTMの魅力だといえます。
KTMは最近注目され始めたような印象がありますが、ライダーの中には20年以上前からKTMのみを乗り継いできたというコアなファンもいて、少し荒々しさを感じてしまうような走りの虜になったのだそうです。

国産バイクは、安定した走りやコストパフォーマンスなどを重視して開発されているものが多いので、KTMに慣れてしまうと、国産バイクには戻れないというライダーもいます。
ただ、走りの特性から理解できると思いますが、KTMのオフロードバイクを乗りこなすには、それなりの「腕」が必要だそうです。
バイク運転の技術がないと扱いにくいという意見もありますので、バイクビギナーが1台目のバイクとするには不向きかもしれません。

KTMの特性も相成って、作りは非常に頑丈で、そうそう壊れることはないようです。
ほかの海外バイクメーカー同様、パーツなどはかなり高価なものもあるようですが、故障が少ないのでメンテナンスにそこまでお金がかかることはないというのも、海外製バイクを乗りたい人にとっては魅力のひとつだといえるのではないでしょうか。

・KTMを購入するときは？

KTMの正規ディーラーが全国で営業していますが、数が少ないので近隣にないということも多いです。
マルチショップでKTMのバイクを取り扱っているところが数多くあり、公式サイトでショップの一覧を確認できますので、そちからお近くのショップを探してみてください。