バイクメーカー

ドゥカティ

・由緒ある名家がラジオ製作からバイク製造業へ進出

ドゥカティはイタリアのバイクメーカー。
洗練された個性的なデザインが印象的で、ライダーはドゥカティに乗っている人を見ると、つい見入ってしまいますよね。

バイクメーカーは、別の事業からバイク製造に乗り出したケースが多いですが、ドゥカティもそのひとつ。
もともとはラジオ製作会社を経営していました。
しかし、第二次世界大戦により工場が焼けてしまい、政府からエンジン付き自転車の製作を依頼されたことにより、バイクの開発に乗り出します。

その技術は実に高く、ドゥカティ初の商品となる「クッチョロ」は、4ストロークエンジンを採用し、リッターあたりの燃費はなんと100kmという超高性能のバイクでした。
もちろんクッチョロは爆発的な人気となり、ドゥカティはバイクメーカーとしてさらに快進していくことになります。

・ドゥカティの魅力とは?

ライダーでなくても、ドゥカティと聞くと「お?」と思ってしまう、特別な存在感がありますが、その魅力はどのような点にあるのでしょうか。

まずひとつに、最近は世界的にコスト重視でバイクを作る傾向がありますが、ドゥカティはコストよりもいかに高品質で、乗っていてわくわくするような「走りを楽しめるバイク」を追求している点が挙げられます。

また、洗練されたひと目でドゥカティと分かる個性的なデザインも魅力です。
その見た目から分かるように、ドゥカティは基本的にスポーツバイクですので、走りもスポーティーさを追求しているわけですが、そのためパーツについても高価なものをふんだんに仕様しています。

そのことから、どうしても車体価格が高くなってしまうのですが、その性能は十分価格に見合っていて、高いお金を支払ってもドゥカティに乗りたい、というライダーの信頼が厚い点も、ドゥカティの魅力だといえるでしょう。

長距離を思い切り走ることを想定して作られているので街乗りや渋滞している道路の運転は正直いって厳しいものがあります。
バイクに乗る用途によって、ドゥカティは素晴らしいバイクにも、コスパの見合わないバイクにもなるという点は理解しておくべきです。

・ドゥカティの購入について

ドゥカティは全国にディラーを構えていますが、他メーカーと比べると数が少ないので、すぐ近くに必ずあるというわけではないようです。
公式サイトではディーラーを検索することができるほか、パーツ専門店なども検索できますので、近隣にあるかどうかチェックしてみてください。

ドゥカティは初めての1台にするにはかなりクセがあるといわれていますので、バイクビギナーは必ず試乗をして、扱いきれるかどうか、価格帯などについて納得した上での購入をおすすめします。