・造船業から二輪エンジンの製造に乗り出した「カワサキ」
カワサキは、国内4大バイクメーカーのひとつといわれており、社名は創業者の名前からつけられました。
バイクの製造は「川崎重工業」が行い、販売においては「カワサキモータースジャパン」が担当しています。
カワサキはもともと「川崎築地造船所」として1878年に創業し、戦後バイクメーカーが多く進出したころとほぼ同時にバイクの製造に乗り出しました。
当時はエンジンの製造に特化していましたが、1964年にバイクメーカーの「メグロ」を吸収したのを機に、バイク製造全般を行っています。
カワサキのバイクメーカーとしての特色は、多くのバイクメーカーがスクーターなどの小型二輪を製造しているのに対し、カワサキはこれらの製造を一切行っていないという点です。
これには、カワサキのバイクメーカーとしてのこだわりを感じます。
カワサキのバイクというと、鮮やかなライムグリーンが印象的ですが、これは1968年に作られた「A1R」がきっかけです。
その後さまざまなバイクでカワサキグリーンを使用し、カワサキのイメージカラーとなっています。
カワサキのバイクの魅力は、骨太な男らしいデザインと重厚な走り。
ロングライドで風を切りながら思い切り走るときに、カワサキの魅力を実感できます。
逆を考えると街乗りには向かないバイクであるともいえるので、ツーリングをしたい人、バイクに乗ることを純粋に楽しみたい人は、カワサキを選ぶようです。
カワサキのバイクは壊れやすいというライダーもいるほか、Z2など伝説のバイクといわれているけれど、その魅力がわからないという人もいます。
カワサキのバイクには、当時の夢や希望などが投影されて、時が過ぎた今もその時間を反芻しながらバイクを楽しみたいという、ただバイクに乗るということだけではない別の魅力があるという点も、コアなカワサファンがついている理由ではないかと思います。
・カワサキらしいバイクに触れてみよう
カワサキのバイクに興味をもった人は、まずライムグリーンのカワサキらしさがあるバイクに触れてみるとよいでしょう。
試乗会などに訪れて実際に走ってみることで、カワサキの魅力を感じることができます。
大手メーカーなので、全国に直営店があり、バイクショップでもカワサキの取り扱いは多いので、どこに住んでいる人でも購入には困りません。
中古バイクも豊富ですので、予算や好みに合ったバイクを選ぶことができます。
中古バイクを購入する際は、しっかりメンテナンスがしてあるか、その後のメンテもきちんと行ってもらえるかを確認した上での購入がおすすめです。
新車で購入する場合は5,000kmはならし運転をしたほうがよいようですよ。